CBDの適切な使用量がわからない
皆様は、「どれくらいCBDを摂取したらいいのか」で困ったことはありますか?
「CBD15mg配合」、「CBD3%のオイル」と言われても、実際のところ自分に必要なCBDの量はどれくらいなのかがわからない方が多いのではないでしょうか。
この記事では、特にCBD初心者の皆様の手助けになるよう、CBDの摂取量をどう考えるべきか、そしてどの程度摂取すべきかについての指針をお伝えします。
そもそもCBDって何?と言う方はぜひ以下の記事をご覧ください。
CBDの適切な摂取量について
CBDの適切な使用量は人によって異なる
大前提として、CBDの適切な使用量は人によって違います。これは、私たちの身体に備わっているエンド・カンナビノイド・システムの状態(エンド・カンナビノイド・トーン)が人によって違うためです。
そのため、ある人にとってぴったりと考えられる摂取量が別の人には少なすぎる、または多すぎるようなことが起こります。大切なのは、自分に合った摂取量を知ることです。
摂取方法(製品)によっても効果が異なる
また、摂取する製品によってもCBDの効果の感じやすさに違いがあります。
これは、製品によってバイオアベイラビリティ(生体利用率)が異なるゆえです。
バイオアベイラビリティは、薬剤学において「服用した薬物が全身循環に到達する割合をあらわす定数」です。摂取方法によって、摂取したCBDのうち実際に身体が使用できるCBDの量が異なるのです。

CBDにおけるバイオアベイラビリティは、最も高い吸入(ベーピングなど)で摂取量の17〜44%、舌下投与で6〜20%、消化管を通る経口摂取(エディブル)では6〜15%と言われています。
つまりエディブルでほんの少量摂取しても、実際に身体が使用できるCBDはさらに少なくなるということです。
少なく始めてゆっくり増やす
低容量を1日数回に分けて摂取
上記前提を踏まえた上で、CBDの適切な摂取量を知るためには「少なく始めてゆっくり増やす」ことが肝要です。
まずは、1日2~5mg、1日2回または3回(合計6~10mg)の少量から始めてください。CBDがあなたの身体にどのように作用するかに注意しながら、7日間は基本となる用量を維持してください。
1週間かけても身体や心の様子をみて効果が感じられないようであれば、数mg単位で徐々に摂取量を増やしていき、最低量で適切な効果を感じられる「スイート・スポット」をゆっくり探していきましょう。
最初はアイソレート原料の製品がおすすめ
一度もCBDを使ったことがない方は、CBD製品の中でも効果が控えめなアイソレート原料を用いたCBD製品を少しずつ使用していきましょう。例としては、「CBDアイソレートが5mg含まれたキャンディーを食べる」や「15mg含まれたグミを半分だけ食べる」のような形です。
最初はアイソレートで試したのちに、より効果が高いと言われている、CBD以外のカンナビノイドやテルペンが含まれたブロードスペクトラムCBDにチャレンジするのもいいかもしれません。
一般的な目安
それぞれのエンド・カンナビノイド・トーンが違うことから、「何mg摂取するのがよい」と明言するのは難しいと言えます。
しかし、アメリカのCBD業者Green Flower Botanicalsによると、体重45〜79kgで1日あたり12mg〜18mg程度が良いと考えられるそうです。この数字は、筆者の体感や周囲の声と大きく乖離していません。
セルフタイトレーションが大切
必要に応じて自分が摂取するCBDの量を調整することを「セルフタイトレーション」といいます。
前述したように、重要なのは「自分に合った量を摂取すること」です。製品や摂取量を変えるなどしつつ、効果が出る最低量をゆっくりと探してみてください。
参考記事