化学合成CBDとは?
合成で作られたCBDのこと
化学合成CBDとは、化学合成で作られたCBD(カンナビジオール)のことです。
一般的にCBDは「大麻草」から抽出される成分です。
この記事では、大麻草由来のCBDと合成CBDと区別するためにこちらを「天然」と呼びます。
合成CBDの原料
合成CBDは大麻草からではなく、その他植物や化学品から作られます。
一般的な合成CBDの原料としては、オレンジ(柑橘類の皮)や、オリベトールという化学品などがあると言われています。
成分は同一
天然CBDも合成CBDも、化学式は同じ「C21H30O2」であり、CBDの成分としては同一です。
化学合成CBDのメリット
100%合法である
大麻草由来のCBDは、大麻取締法における部位の規制や麻薬及び向精神薬取締法におけるTHC成分の規制などがあり、リスクがゼロである、とは言い切れない状況です。
それに対して化学合成CBDは、大麻草由来でないため大麻取締法には無関係であり、かつCBDだけを作っているので麻薬及び向精神薬取締法にも関与しません。
供給が安定している
大麻草=農作物から作られる天然のCBDと異なり、原料そのものの供給が安定している合成CBDは、合成CBDそのものとしても安定した供給が可能であると考えられます。
化学合成CBDのデメリット
安全性に関するデータが少ない
合成CBDの安全性に関するデータや研究が、天然CBDと比較して少ない状況です。
そのため、天然CBDと比較すると原料そのものの安全性の実証度合いに差があると言えます。
価格が高め
天然CBDと比較して、価格が高めに設定されている傾向があります。
ただ、異常に価格が高いというわけではなく、2021年2月段階で日本に流通しているCBDの1.2倍〜1.5倍くらいの価格帯が多いように感じます。(hersCBD編集部調べ)
今後の研究に期待
合成CBD、天然CBD、いずれもにもお互いが持たないメリットがあります。
合成CBDに関してもより多くの研究がなされて、特に安全性の実証が進むことを期待しています。