アントラージュ効果について
アントラージュ効果とは?
アントラージュ効果とは、大麻草に含まれるカンナビノイド(CBDやCBC、CBG、CBN、CBV など)やテルペン(植物の精油成分から得られる化学物質の総称)、その他の有効成分(フラボノイドやビタミン、脂肪酸、タンパク質など)が連携することで生み出す相乗効果のことを指します。
現在の日本では主に、CBDとその他カンナビノイドを一緒に摂取したときにより高い効果が期待できることを指すことが多いです。
なお、「アントラージュ」は、フランス語で『取り巻き』を意味する”entourage”から来ています。
純粋なCBDの効果は一定の量で頭打ちになり、それ以後減少する
実は、純粋なCBD(CBDアイソレート、CBDのみが含まれた原料)を単体で摂取している場合、ある一定の量を超えると効果が減少すると言われています。
グラフにすると、CBDの用量と効果の関係は上記画像のような「釣鐘型」の用量反応関係になります。
参考:Cannabidiol presents an inverted U-shaped dose-response curve in a simulated public speaking test
適切な用量は人によって異なる
上記画像で”just enough(ちょうど良い)”とされる、個々人にぴったりのカンナビノイド量は人によって異なります。どれくらいで釣鐘の頂点になるかは自分で試して体感するしかありません。
アントラージュ効果を得るには
ブロードスペクトラム原料から作られた製品を選ぶ
アントラージュ効果を得るためには、CBDを、CBD単体ではなくそれ以外のカンナビノイドやテルペンと一緒に摂取する必要があります。
一例を挙げれば、アントラージュ効果は、日本で違法であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分だけを除いた「ブロードスペクトラム原料」を用いた製品を使用することで得ることができます。
テルペンが配合された製品を選ぶ
あるいは、CBDアイソレートにテルペン(植物の精油成分から得られる化学物質の総称)が配合された製品も有効と言えるでしょう。
テルペンにはさまざまな種類がありますが、その中で「モノテルペン」と呼ばれるテルペンはバラや柑橘類のような芳香を持ち、香水などにも多用されます。
例えば、皆様も聞いたことがあるであろう「リモネン」はレモンなどの柑橘類に含まれる香気成分で、実は溶剤などにも利用されます。「メントール」は爽やかな芳香を持ち、ミント菓子などに清涼剤として用いられています。
これらのテルペンも、CBDと組み合わせることでアントラージュ効果を期待できます。
参考:The “Entourage Effect”: Terpenes Coupled with Cannabinoids for the Treatment of Mood Disorders and Anxiety Disorders
Taming THC: potential cannabis synergy and phytocannabinoid-terpenoid entourage effects
まとめ – 自分にぴったりの量を探すことが大切
CBD単体での効果には上限があることはお伝えしましたが、アイソレートでも十分効果がある人はたくさんいるかと思います。自分の体調や年齢、体重などを鑑みながら適量を見つけてみてください。
■注意事項
・CBDは、薬機法(旧薬事法)の医薬品および医薬部外品ではありません。したがって、CBD製品の使用は疾患の診断、治療、治癒、予防を目的としたものではありません。
・当メディアの各種記事につきましては、あくまでもCBDに期待される一般的な効果・効能を記載しております。記載されている科学的研究はCBDの成分に対するものであり、当社が取り扱う製品に対するものではなく、当社が取り扱うCBD製品の効果と直接的な関係はありません。
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