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CBDのバイオアベイラビリティ(吸収率)とは?おすすめの摂取方法も

目次

摂取効率=バイオアベイラビリティ

CBD製品カテゴリ別のバイオアベイラビリティ
CBD Vape Genius

バイオアベイラビリティとは?

「バイオアベイラビリティ」とは、薬剤学において「服用した薬物が全身循環に到達する割合をあらわす定数」です。

もし薬剤が静脈内に直接投与された場合、そのバイオアベイラビリティは100%となり、薬剤の100%を身体が使用することができます。

バイオアベイラビリティは、ビタミンCや砂糖類のような水溶性の高い物質では非常に高く、脂溶性の物質ではあまり高くありません。CBDは脂溶性の物質(水溶性加工を施されているものを除く)であるため、そもそものバイオアベイラビリティが高くありません。

摂取方法によってバイオアベイラビリティが異なる

その上でさらに、製品カテゴリによってバイオアベイラビリティが異なります。摂取方法によって、摂取したCBDのうち実際に身体が使用できるCBDの量が異なるのです。

自分が摂取したCBDがどれくらい効果をもたらしているのか?どんなCBD製品が最も効果を発揮するのか?この記事では、そんな疑問にお答えします。

鍵を握る「初回通過効果」

バイオアベイラビリティに大きく関係する言葉が「初回通過効果」です。

初回通過効果とは、薬剤を経口摂取した後に全身へ送られる際に肝臓などで代謝される過程のことです。この過程により薬物のバイオアベイラビリティは大きく低下します。

CBDもこの初回通過効果が適用されるため、経口摂取など肝臓を通過する摂取方法のバイオアベイラビリティは非常に低くなります。

初回通過効果とは、服用した薬物が全身を循環する前に肝臓を通った際、肝臓から出ている代謝酵素によって摂取した薬剤が代謝されることを指す。

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[CBD製品カテゴリ別]バイオアベイラビリティ

CBD製品カテゴリ別のバイオアベイラビリティ
CBDのバイオアベイラビリティ

CBD製品のカテゴリ別バイオアベイラビリティは上記の図のようになっています。カテゴリ別に見ていきます。

舌下摂取型(バイオアベイラビリティ6〜20%)

主な製品:CBDオイル

舌下摂取型は主にCBDオイルのことを指します。CBDオイルは飲み物などに混ぜて飲むこともできますが、基本的には舌の裏に垂らして数十秒待った後に飲み込む形で摂取します。

舌の裏には毛細血管が多くあり、その血管からCBDを吸収することができるためバイオアベイラビリティが比較的高いです。

吸入型(バイオアベイラビリティ:17〜44%)

主な製品:ベープペン、喫煙

吸入型はベイプ(液体のリキッドを電力で加熱し、発生させた蒸気を吸引する器具。電子タバコ)や喫煙が主となります。

肺を通過したのち、血流に入ります。各種製品カテゴリの中では最もバイオアベイラビリティの高い摂取方法です。

経口摂取型(バイオアベイラビリティ:6〜15%)

主な製品:CBDグミ、キャンディー、サプリメント

エディブル製品と呼ばれるCBDグミやキャンディー、そしてサプリメントは経口摂取品であるため、前述した初回通過効果によりバイオアベイラビリティが非常に低くなります。

※注:CBDグミやキャンディーは、舌の周りや裏にまとわせるように食べることで舌下摂取のように摂取することもできます。

局所投与型(バイオアベイラビリティ:該当なし)

主な製品:CBDバーム、クリーム

トピカルと呼ばれるCBDバームやクリームなどの局所塗布型製品は、皮膚に塗布したのち局所的に炎症を鎮めます。これらは血流に入らないため、バイオアベイラビリティには該当しません。

経皮吸収型(バイオアベイラビリティ:〜90%)

主な製品:経皮吸収型パッチ

経皮吸収型パッチは皮膚に貼ることで、血流に成分が入るように設計されたアイテムです。局所投与型と異なり、直接血流に入り込むような作りになっているので非常に高いバイオアベイラビリティが期待できます。

おすすめの摂取方法

ライフスタイルに合ったものを選ぶのが1番

バイオアベイラビリティの高低はありますが、最も良いのはライフスタイルに合った製品を選ぶことです。

摂取効率だけ見れば吸入やオイルが良いということになりますが、グミやキャンディーは手軽にCBDを摂取できます。用途と効果を鑑みて、自分にぴったりの製品を見つけてみてください。

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